2026.秋ロケハン

今回のロケハンは、単に「花を飾る場所」を探すのではなく、土地や時間・歴史や風景と花がどう向き合うか?ということを考えながら、ロケ(撮影)場所を模索し、かつて、日本の経済の礎を築いたとも言える、石炭炭鉱の街、田川市に行ってみた。
田川の記憶をめぐり、花の場所を探す。花を撮影する場所を探す。そう聞くと、まず思い浮かぶのは庭園や古い建物、あるいは美しい自然の風景かもしれない。けれど今回、私たちが向かったのは田川市と福智町。そこには、炭鉱の記憶を残す場所から、山や川、そして独特の建築まで、時間の異なる風景が点在している。花を置いたとき、どんな表情になるのか。その答えを探すためのロケハンを始めてみた。

歴史は、建物だけに残っているわけではない。田川という街を移動していると、炭鉱の歴史は、史跡や建築物だけではなく、街の風景そのものに残っていることに気づく。かつて人が働き、暮らし、行き交った場所。その時間が、現在の街の中に静かに自然と、、重なっている。
炭坑節発祥の地のような場所を訪れると、炭鉱という産業が単なる「過去」ではなく、文化や人の記憶にまでつながっていることを感じる 今回探しているのは、歴史を只、説明するための場所ではない。その土地の時間を背景にして、花が新しい風景をつくれる場所。何より自然と、、少しずつ、探しているものが見えてきた。 そんな気がしたりする。